「間取りの事」の記事一覧(5件)
カテゴリ:間取りの事 / 投稿日付:2021/02/01 07:23
建替えやリフォーム工事のみの相談も頂いており、不動産業の枠組みを超えて、楽しみなこの頃です。
建て替えってなると、ハウスメーカー時代はメインだった仕事でもあり、土地を購入して家を建てるといった打合せとは少し雰囲気が変わってきます。なんたってそこにお住まいになられている訳で、今まで住んできてどうだったというニュアンスも含まれてきますので、お客様の発想も少し変わる気がしますね。
今ご相談頂いている建て替えは、【家相】をかなり重視されているご要望。ブログでも何回か書いてきましたが、家相は結構得意?というか、経験してきたのである程度は知識があると思います。
鬼門・裏鬼門に始まり、それぞれの空間の方位・位置、家の形など色んな要素を考えながら、間取り配置を考えていかなければならない。
と同時に、駐車場の位置や玄関の位置って、道路付け・土地の形・隣地との関係などである程度はベストポジションが決まってきますので、必然的に家相を重視した間取りって方向性が絞られてきます。
じゃあ「それでOK!」って訳ではなくて、そこから色んなパターンが出来るんじゃないか?っていうのを更に検討していくんですね。もう納得感の問題、限られた(家相上、大丈夫な範囲)空間配置の中で逆にパターンを削っていく作業です。結局は最初の間取りに戻るかもしれませんが、それもやりきった納得感があってこそ。
一応原案は完成しているのですが、お客様に提出するまではさらに悩んでいきます。
カテゴリ:間取りの事 / 投稿日付:2020/12/25 12:26
最近は【家相】について相談をされる方が極端に減ってきました。ハウスメーカーにいてるとまだまだ家相の話になるのかな・・・?当社での間取り打合せではほとんど話題にならなくなりましたね。
ちなみにですが、私ある程度は家相の話はできるんです。理由はセキスイ勤務時代に家相の話になる事が結構あったので、お客さんと一緒に、ある時は私1人で家相をみてもらいに行ってたんですね。
何十回も行くとね・・・そりゃある程度は覚えます(汗)。
生年月日がどう?星がどう?とか、その関連性まで見る事はできませんが、【間取り作成における一般的な家相知識・対策】はだいたい理解しているつもり。
家相も流派がある様なので、経験上相談先によって多少は違いがあるのですが、鬼門・裏鬼門や家の中心などの基本的な内容は似ております。
*細かい角度がありますが、上の図みたいなザクっとした感じでいいかと。
・鬼門・裏鬼門に水廻り・火・玄関はダメだ
・家の中心に吹抜けはダメだ(階段もです)
・西側は収納がいい(窓はダメ)
言い出したらキリがないのが家相。
枚方のくずは展示場に勤務していた時に、家相の先生の自宅を建て替えさせてもらった事があって、もう100%家相優先の間取りになった事もあります。それはとても勉強にはなりましたが、正直住みやすいかといえば・・・・・。
家相って昔からの統計学ですので参考になる部分もありますが、最後は気持ちの問題というのもあるんじゃないかな(あくまで個人の感想です、すいません)
そういえば、川西市の家相の先生だったと思うのですがこんな事を言われた事もあって妙に腑に落ちました。
「家相を見て欲しいと言われれば正直に診断するけど、全部OKにするのは現実的に難しいでしょ?
だから採点方式でいいと思いますよ。例えば、浴室・洗面は不可。トイレ・玄関・階段は可。じゃあ結果的に可が1つ多いから、それは良しとする考え方もアリですよ」
なるほどですね。
カテゴリ:間取りの事 / 投稿日付:2018/10/18 13:07
今日は間取りを検討する上でも
必ずといっていいほど出る
洋室(子ども部屋)の大きさについて。
よくご要望を初めにお聞きすると
『子ども部屋は6帖で』
って言われる時が多い。
で、もう1つよーく質問します。
『クロゼットは別で6帖ですか?』
いきなり聞かれると
『・・・・・』何とも言えない方も
結構いらっしゃいます。
私が確認したいのは
こんな感じの事↓
A→6帖とは別にクロゼットがある
B→6帖の空間の中にクロゼットがある
いかがでしょうか?
どっちが正解とかではなく
子ども部屋にどれだけのスペースが
必要なのかの確認です。
ベッドと机も置いてみます。
両方の間取りで配置可能。
違うのは多少の使い勝手と
残りの空間の大きさ。
それとクロゼットの奥行も
変えてます。
壁芯寸法で91cm必要ですか?
実際洋服かけるなら65cmあれば
全然可能です。
このあたりの確認も必要。
クロゼットの中に洋服のBOXを
置かれる方もいらっしゃいますので
BOXの大きさも確認要です。
もう優先順位の話になりますね。
『Bで充分やん』ってなれば
仮に2部屋子ども部屋があれば
あわせて3帖が省ける。
延床面積を減らして総額を抑えるか
もしくはその3帖分で
リビングダイニングを広げる
という考え方も可能です。
間取りを検討される時は
こういった質問をしていく事が
とても大事かなと考えています。
カテゴリ:間取りの事 / 投稿日付:2018/10/11 14:33
アメブロの方でも最近書いてなかった(汗)
『たまには間取りの事も書けよ』
と言われそうなので
基本的な設計寸法の事でも。
茨木市のあるエリアで
売り出されている新築一戸建ての
間取りを見ていて
たまーにあるのがこの形↓
なにを伝えたいかといいますと
キッチンの幅(奥行き)の事。
上の図面では約2.7mの設計寸法です。
現実的にはちょっと大き過ぎるんですよね。
流し台と背面に置く食器棚との距離が
離れてしまい、移動距離が増えてしまう。
キッチン空間の一番基準になる
奥行の設計寸法は2,275mm。
分かりやすく書くと約2.27mになります。
上の間取りを使いやすい
キッチンの大きさに変更すると
こんな感じ↓
キッチンの奥行が約45cm縮まった分
狭かった玄関とトイレを少しずつですが
余裕のある寸法に広げました。
そして、玄関ホールに
前にはなかった廊下収納を作成。
もっと言うとリビング空間も0.25帖ほど
広くなっています。
住宅の間取りってお客さんの要望があって
初めて成立していくものですが
提案する間取り、ましてや完成している
新築一戸建てなんだったら
mm単位で意識して
無駄なく設計提案してほしいですね。
カテゴリ:間取りの事 / 投稿日付:2018/06/10 00:00
不動産価値として建物を見る場合
【間取り】というのはとても重要です。
同じ土地条件、そして建物の面積・築年数も一緒なら
間取りによって売行きが大きく左右されます。
やっぱり需要が一番多いのは4LDK。
駐車場台数も大事かな。
2LDKだったり
LDKというよりかダイニングキッチン
みたいな大きさだったり
そういう間取りだったら
購入者さんはシビアに判断されます。
時間がかかったり、成約価格に影響が出たりする
可能性が高くなります。
新築・自由設計で家を建てる時に
ある程度はそういう事も
考えた方がいいかと思います。
もちろんご要望に合わせて
建てる事が一番大切なんです。
『将来もずっとこの家に住むんです』
って思いかもしれません。
でも万が一の【不動産価値】っていう点も
設計段階で チェックして
【希望する建物】と【不動産価値】の
バランスをみてくださいね。