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【住宅の打合せあるある】
カテゴリ:間取りの事  / 投稿日付:2023/05/16 17:12


先日の話で、土地を購入されたお客様から「橋本さん、間取りの相談しにいっていいですか?」と連絡がありました。土地を検討されている時に、私が参考プランを作成してお渡ししていましたが、それから色々と悩まれている様でした。



話を聞くと、お客様が探された建築会社で間取りの打合せをしているが、ピンとこない様子。

建築会社の作成した間取りを見せてもらい「たしかに」と納得しました。私が作成した間取りほぼそのままなんですね・・・・・。間取りがどうこうっていうんじゃないんです。


コレ、住宅打合せあるあるなんですけど
お客様に言われた間取りをそのまま作成しちゃダメ
って状態。たぶん建築会社に間取り作成の依頼をする時に、私の書いた間取りを見せて「こういう要望なんです」「この部分は絶対に取り入れてください」みたいな事を伝えられたのかな。


その建築会社と話をした事がないので、お客様に気を遣いすぎているのか、あまり間取りに興味がなくそのまま作成するという手抜きをしたのか、真意は不明ですが

そのままの間取りが出てきたら、そりゃ「え・・・汗」ってなりますよね。



お客様の気持ちとしては、「この間取りでもいいんだけどまた違った提案があるんじゃないか」「少しでもアレンジがなされているんじゃないか」という期待感は絶対に持っている。

そこが無くて、さらに間取りに対しての理由・説明が足りていないんだと思います。



私が住宅業界にいてた時に初回のヒアリングで「●●社のこの間取りが気に入っているんです」って言われる事がありますが、出来ればその間取りは見たくないっていうのが本音。

見てしまうとその間取りが脳裏に焼き付いて、発想力がなくなりそうな気がするため。


出来れば、初回では見ずに一度私自身の発想で間取り提案をしたい。もしくは良い悪いは別にして、違った案の間取り提案をする様にしていました。

違うパターンがあるメリットは、元々の間取りがやっぱり一番良いってなっても、なぜその間取りが良いのか?の確認作業が出来るからです。



なので間取り提案というのは、ラクをしようとせず、プライドを持って提案する事がお客様の信頼を得ることができるし、納得感にもつながっていくんですね。

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