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【来年の建物価格が気になる】
カテゴリ:不動産の事  / 投稿日付:2021/12/30 10:38


今日は暖かいと思いきや、風がかなり強くなってきました・・・冷えた年末になりそうですね。



来年の不動産市場で1つ気になっている事は、建物価格。建築資材や設備機器が高騰しているという話をよく耳にしますので、これらがどう影響してくるのか?新築一戸建てや建築条件付き土地で売りに出される物件の価格設定に注目です。



今までの不動産会社が設定する建物価格についてご説明すると、建物の坪単価を@60万円としている会社が多いんですね(55万円~60万円)。税抜き表示が多いので税込みだと66万円、建物の延床面積が30坪だとすると1,980万円になります。



突っ込んだ説明をすると、不動産会社が実際に建てる訳ではなく、建築会社に外注する訳ですが(いわゆる下請け)その発注する建物坪単価が@45万円前後だとすると、坪当り@15万円の利益を取っている計算です。

その建物発注価格が上がると、仮に坪5万円上がれば、お客様に提示する価格も坪65万円(税込み71.5万円)になるのだろうか?そこに注目しています。

まぁ努力でUP分を吸収する不動産会社は少ないと思うので、お客様に転嫁されると思いますが・・・・・。



原価が上がっているので高くなるのは仕方ないと思うんです。でも単純に上がったじゃなくて、その分は打合せのクオリティーを上げるだとか、土地の仕入れ価格を頑張るだとか努力(お客様にとったら納得感)が伝わってこないと価値が減ると考えています。来年はよりシビアに判断していきましょう。



世の中、「土地を買って家建てたら売れる」っていう感じでものすごく軽く考えている不動産会社があまりにも多いので、お客様がどんな思いで家を探しているのか・建てようとしているのかを理解させないとね。

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