カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2024/02/23 11:50
建築条件付き土地の建物判断って難しいと思います。
仕様書と設備などのプレゼン資料を渡されて「この様な内容です」って言われる事が多くなりますが、はたしてそれは一般的にどーなん?と。
そして建物費用(坪単価)とのバランスは取れているのか?と。
普通は分からないと思うし、そもそも仲介した不動産営業もよく分かっていない。売主に聞いても、そりゃ良い事しか言わないでしょうし。
あと価格バランスだけでなく、打合せのクオリティーも重要。
以前は建築条件付き土地って土地価格を相場より安くして売るケースが多かったんです。建てる会社が指定されるのはデメリットな為、土地でメリットを出そうとしていたから。
でも今は不動産会社や住宅会社が売る物件を確保する為に高値で買い取って、結果土地相場より高めで売るケースも多くなってきてます。
土地が安けりゃまだ納得感もあるんだけど、土地も高いわ、建築費もバランス取れてないわだと買う理由がなくなりますからね。
最近の物件を見ていると、建物坪単価66万円〜80万円台と結構バラバラ…
坪単価15万円高けりゃ、30坪の家で450万円変わってくるので、物件判断に影響してきます。
また国の方針や住宅ローン控除の変更もあって断熱性能が重視されてきていますので、この物件の基準はどうなのか?を確かめる必要も出てきます。
以前からブログで書いてきてますが、「人気の場所で土地買って、建築条件付けたら売れるわ」っていう安易な商売はもう終わりにしないといけない。
土地相場・建物性能・建物価格・打合せのクオリティ、すべてをチェックして、売主である業者に緊張感を持たせましょう。