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【よくある質問、価格交渉について書いてみます】
カテゴリ:不動産の事(営業・接客など)  / 投稿日付:2023/01/29 09:06


今日は物件の価格交渉について、私が考える内容を書いてみたいと思います。



たまにですが、大きな価格交渉が出来ないか?と質問される場合もあります。これについては、お客様の意図をコチラがまずはくみ取る必要がある。

①純粋に質問されている
②物件の価格に対して根拠を持っている
③ご自身で満足される値引額がある

①と②は、一般的な話を答えたり、お客様が考えている事をヒアリングして答え合わせをしていけばいいかなと思います。③ですよね、正直難しいのは・・・。どんな物件でも「これ位は価格交渉したい」っていう感じで、そしてその優先順位が高いとなかなか買えないってなる確率が高くなりますね。


それでも「これ位の交渉って出来るの?」って感じで①に近いニュアンスもあるので、確認は必要になります。



私としてはまず

(確認作業A)その物件の価格が実際に相場より高いのか?それとも相場帯に入っているのか?によって返事が変わってきます。

(確認作業B)その物件が●一般の人が売主●地場の不動産会社が売主●全国展開している様な新築分譲会社、このどれかによっても多少変わってくるでしょう。


Bについては、一般の方が売主になっている物件では、不動産会社の査定がそもそも高いとか、売主様に考えや事情があるといった事も加わって、感情の話になるんですね。


地場の不動産会社は結構読むのが難しくて、基本的に相場は理解して価格設定をしているのが大半。その上で、仕入れ価格が高いとか、それほど急いで売れなくてもいいとか、シビアな返事をしてくる事が多い。


新築分譲会社の場合は、その物件担当は会社員ですので、大きな値引きは上司に言えないだろうし、数百万円というような価格交渉はほとんど聞きませんね。

こういった新築分譲会社は売れなかったら段階的に価格を下げていき、完成すると早く在庫をなくしたいので大きめの価格変更をするケースが多いです。



まとめると、まずは相場価格帯を把握していく事が重要

その物件価格が相場なら、大きな価格交渉は売主の気分を害してしまう可能性があるので、そのラインの見極めが必要になってきます。値引額ありきの交渉は危険です。


その物件がそもそもかなり相場よりかなり高い価格だったら?ある程度の交渉はニュアンスとして確認していくのはアリだと思います。でも大きな金額だったら、価格が下がっていくのを待った方が得策。もしその間に売れてしまったら仕方ない位でいいんじゃないでしょうか。その価格では買わなかったという事だし。



という事で、交渉金額ありきはまず難しい。そうでなければ、相場・考え(希望)・売主の立場・状況を詳しく検討して判断していった方がいいと思います。そういった事を詳しく説明してくれる営業マンを選びましょう。

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