カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2022/12/17 09:59
今日はもう2年ほど前に書いたブログ記事【中古一戸建ての価格計算方法】をアップデイトしていきます。コロナ禍があって建築費用が上昇気味という事と、もう少し建物価格計算の細かい見方を追加で書きます。
過去の記事はコチラ↓
【中古一戸建ての価格計算方法】|茨木市【不動産・住宅の舞台裏】ブログ|アイ・ウィズ不動産株式会社 (i-with.co.jp)
まず記事の中で「新築時の価格が坪単価60万円」という表示がありますが、現在新築一戸建ての坪単価は材料費・設備費が上昇しているのが現実。坪単価60万円というのは消費税も込みで計算していますので、現在新築建てるとしたら坪単価66万円で計算するくらいでもいいでしょう。
*今売りに出されている新築(建築条件付き土地)では、建物坪単価70万円とかそれ以上で提示する会社もありますが、建物仕様から考えるとそこまでの価値は無いとみています。
あともう1つの問題として、「築20年の一戸建てなのに、今の建築費用で計算してもいいのか?」という疑問。
はい、本当はよろしくないです・・・
以前のブログではあまりややこしく書くとダメかと思い一律で書きましたが、本来は20年前の方が建物坪単価は安かった(性能も今の建物の方が向上しているケースが多い)。築40年ならなおさらですね。
参考ですが、国が出している資料に【建物の標準的な建築価額表】というのがあって、この表では建築年・構造ごとの建築費用が掲載されています。
*㎡あたりの建築工事費。例えば、平成元年は123.1となっていますが、これは㎡あたり123,100円という事であり、坪単価に直すと406,900円となります。
*築20年なら平成14年ですので、木造なら㎡あたり153,600円。坪単価507,700円。
この表は消費税は計算されていませんし、ちょっとシビアな計算でもあるので、建物価格を計算する時は少し高めで考えてもらってもいいかと思います。
そして一般的な住宅会社(工務店など)が建てた場合なので、ハウスメーカー施工なら坪単価は10万円以上プラスで計算した方がいいです。
これ以上書いていくと訳分からんようになるかもしれないので(汗)、やめておきます。
結論とすれば、上の計算はあくまで一般的な方法。本当に確認していくには、詳しく説明してくれる担当を選んで、現地を見学して再度計算しないといけません。
あと、前の記事の最後の方で【リフォーム済みの場合は、リフォーム費用を350万円くらいで計算】とも書いていますが、これも資材が上がっている影響でフル・リフォームならもう500万円くらいで計算していてもいいですね。
フル・リフォームの場合ですので、部分的なリフォームがされている時は不動産担当に計算してもらってください。