カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2022/09/11 14:22
9月も中旬になるというのに、暑さがぶり返してきてますね。
朝晩はマシになったとはいえ、昼間のご見学はまだまだ暑さにやられます。
もうちょっとだと思うので、気合いいれます。
で話は変わりまして、最近マンションの案内をしていてよく言われる事があるのでその事について。
「修繕積立金がちょっと高めではないですか?」
私が売主様側の担当だとあんまり直接説明しにくい時もあって・・・またブログで書いてみようと思います。
マンションを検討されていると、月々の支払い額にも影響するので修繕積立金というは気になるところ。最初に結論を書きますと【㎡あたり250円前後が1つの基準になります】。
たとえば、75㎡の面積なら18、750円くらいが基準になっていく。これはマンションの総戸数にもよりますので、多少は前後します。100戸以上の大規模マンションなら㎡あたり200円で計算してもいいし、30戸以下の小規模なら300円以上する場合もあります。
ここから「修繕積立金がちょっと高めではないですか?」という質問に対しての説明をしていくと
①どの位の修繕積立金と比較しているのか?
新築マンションや築10年以内のマンションと比較すると絶対に高いの当たり前。真実は【新築マンションが安く設定しすぎ】なんです。5,000円とか、ヘタしたらそれ以下に設定しているマンションが存在しています。
これはマンションの分譲主が(勝手に)設定しているだけであって、住宅ローンで購入するお客様に対して、月々の支払い合計金額を低くしたいがための販売方法になっています。
②適正な修繕積立金を知る
適正な金額は先程書きました㎡あたり250円くらい(75㎡なら月々19,000円ほど)。この金額を本当は新築時から設定していないといけないんですね。
それをしないから、あとで修繕積立金の見直しがあり、上がっていくんです。
たまに築3年とか5年で修繕積立金が上がっているマンションもありますが、それはキチンと今が安すぎる事・将来に備えて早めに平準化していこうって事を考えて、対策をしていて私は好意的に受け止めます。
逆に築20年とか経過して、修繕積立金が低いままだったら「大丈夫かな」って心配になりますね。
という事で、新築マンションなどを基準にして企画すると大変なことになりますので、気を付けて下さい。
●㎡あたり250円で計算してみて、そのマンションはどうか?
●安めの修繕積立金なら、将来は絶対に上がると考えてください。
これを、出来れば見学前に知っておいて頂きたい内容です。