カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2022/11/14 10:09
不動産を取引する時に、必ず出てくる【固定資産税等の清算金】について。
まず固定資産税等とありますが、厳密には固定資産税と都市計画税の事。この2つですが、一般的には固定資産税とひとまとめにして言われています。
物件を購入すると【固定資産税等の日割り清算金】という諸費用が出てきますが、どうやって計算しているの?についてご説明。
まずこの税金について簡単に書くと、その年の1月1日現在の所有者に市から1年間分がまとめて請求されます。*大体5月前後に郵送で届きます。
例えば今日11月14日に引渡しでも、今年1年分の固定資産税は売主様が支払っている形になるんですね。ですので、11月14日を基準に日割り計算して、その分を売主様に現金で渡すという流れになっています。
詳しく計算していきましょう。
まず年間の固定資産税等はいつからいつまでの期間に対してか?
4月1日~翌年の3月31日までの1年間
*ちなみに関西と関東では違っていて、関東では1月1日からの1年間というのが慣習になっています。
という事は、引渡し日が11月14日だとすると
売主・・・4月1日~11月13日(引渡し前日)の227日間
買主・・・11月14日~翌年3月31日の138日間
仮に固定資産税等額が10万円としたら
・売主負担額・・・10万円÷365×227日=62,192円
・買主負担額・・・10万円÷365×138日=37,808円
引渡し当日に、買主様は売主様に37,808円を支払うという事になります。
売主様にとったら1年間分は支払っているので、現金で清算してもらうという形になりますね。
固定資産税清算のキーワードは
・1月1日時点の所有者に1年間分の請求がくる
・4月1日が計算の起算日
・引渡し日により日割り計算
引渡し日が決まりましたら、諸費用として不動産会社が計算してくれますのでご確認を。