カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2022/08/05 10:12
先月からマンションの価格変更が増えてきた感じですね。とはいえ、まだまだ需要が多いのは間違いないのですが、価格を下げる物件が増えているのは2つ理由があると思います。
理由① そもそもの価格設定が高過ぎた
ここでも2つ理由があって、各不動産会社の査定合戦が酷過ぎるかと。売却を依頼されたいがために(他の不動産会社の査定額に負けないために)、調子のいい査定額を伝えている場面を多く聞きます。
とりあえず高い価格(売出し価格)を言っておいて、あとで下げていけばいいやみたいなやり方ですね。
一括査定サイトを使っちゃうとこの傾向が更に加速してますので、査定サイトを使用するのはOKだと思いますが、あくまで参考程度にしておくのが成功への第1歩だと思います。
もう1つは、ここ最近よく書いている「オトリ広告」ですね。
相場よりかなり高い価格で検討しているお客さんがいてる風な文面でチラシを作って、(これこそ)まず売却を依頼される事しか考えていないやり方。
これに関しては、もうこういった内容のチラシを配布している不動産会社は無視するしかない。
対策をまとめると、高い査定額で選ばない事・すぐに依頼先を決めない事、これを意識してください。
面倒かもしれませんが、数社の査定に対する考えを実際に聞く。そして余裕が少しあれば、1回ではなく数回話を聞くのがベストになります。数回話を聞けば、各不動産営業のレベルみたいなものが見えてくると思います。ここがポイントになりますが、「担当を見極めながら」話を聞いてみてください。
理由② 時間をかける事はNG
特に大手の不動産会社が多くなりますが、契約まで時間かけると社内的に詰められるので(笑)、価格変更のテンポが早い。早く成約するのは良い事なんですけどね、お客さんの気持ちっていうのもあるじゃないですか。
「それだったら最初の査定(売出し価格)はなんだったの?」って考えちゃうし、すぐに売らなくてもいい人もいらっしゃるので、そのへんは市場の動向をみながら不動産会社の方が待たないといけないと思うんです。
以上が価格変更が増えている原因かと推測しています。これから経済状況がどうなるのかはまだ不透明ですが、物件の在庫が増えていくようでしたら、流れが変わる兆候が出始めている可能性もあります。