カテゴリ:売却について / 投稿日付:2024/07/05 10:43
前回に引き続き、売却についての注意点
チャレンジ価格と称して、査定価格よりかなり高めで売り出してみるという売却が流行っていますが(あえて流行りと表現してます)、これをするデメリットとは?
相場というのは少し幅がありまして、例えば3,000万円〜3,200万円といった感じ。
通常のチャレンジ価格は3,380万円とか3,480万円というレベルです
この価格範囲の売出しなら反響が比較的見込めるし、新鮮さもあって3,480万円は難しくても、3,300万円台とか、2,280万円とかで売れる可能性が上がります
それが最近は3,800万円とか、ヘタしたら4,080万円とかで売出し価格を提案する不動産会社が増えとる・・・
そうすると段階を経て説明すると
①3,800万円ではまず売れない
②すぐに価格変更、ここでイッキに下げる。3,480万円とかになる
これでも高いのでまだ売れない。不動産会社としては大幅に価格が下がった感をアピールするつもりかもしれないが、購入するお客様はよく相場を見てますよ。逆に信用を無くします
③次に3,280万円とかに下げる
ココでようやく動きが出て、売れたりする。ただ価格交渉が入って、3,100万円とかになり、結局最初からセオリーを無視せず売却価格を設定していた方が高く売れてた可能性があります
相場が上がってきたインフレの状況だから通用する営業トーク「今だったら高値で売り出しても反響あるかもしれません」という、売却を依頼されたいが為の言葉には乗らないようにお気をつけ下さい。