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【築が古い・リフォーム済み物件が売れている?!】
カテゴリ:住宅・建築(リフォーム・新築の事)  / 投稿日付:2023/01/15 13:58


昭和建築のマンション(築40年以上)のマンションが、リフォームされて2,000万円台の半ばとかで成約になっている事例をここ1年以上よく見かけます。


不動産会社にとったら好ましくない内容のブログだと思いますけど(汗)、「今はこれ位の価格ですよ。相場です。」っていう担当の説明が合っているのかを検証。



仮に昭和50年代のマンションで、フル・リフォーム済みの物件が2,200万円で売られているとします。

こういった物件ってそれほどお金をかけてリフォームされている訳ではないので、リフォーム工事費用としては400万円くらいのイメージ。まぁ余分をみて450万円が工事費用だったとしましょう。
そうすると正味の物件価格は2,200万円-450万円=1,750万円ですね。

これが相場なのかどうかの判断になります。


イッキに結論になっちゃいますが、大体こういったマンションだと相場は1,500万円前後だったりしますね(もう少し安い時も多い)。

1,500万円で古い状態の物件を購入して、リフォームをすれば1,950万円で完成できるという事(1,500万円+450万円)。



という事は、2,200万円でリフォーム済みを買う理由ってなんでしょうか?

「リフォームの打合せなどするのが面倒くさい」完成している方がラクって人もいてるでしょう。

他には「すぐに住みたいから」というのもありえる。購入してからリフォームならプラス2ヵ月くらいは入居が遅くなるので。

大きな理由はこんな感じじゃないかな。


キレイな状態でないとイメージが付かないってケースも多いかと思いますが、それは理由ではないかと。他のリフォーム済みの物件をいくつか参考見学して、「あの古い状態の物件もリフォームしたらこんな感じになるんだ」って確認すればいい話だと思います。



売主である不動産会社にとったら利益である250万円(2,200万円-1950万円)だけれども、お客さんにとったらリフォーム工事の手間代・時間代みたいなもの

ここを納得できるかどうかがポイントですね。

「今はこれ位の価格ですよ」っていうのは不動産会社の立場の説明。物件が少なくて、高値で買取しないと買えない状況で、結果こういう価格になったというだけ。リフォーム済み物件ばかり提案してくる営業マンは要注意です。物件価格が上がるので仲介手数料が増える&売主からも仲介手数料が貰えるというのが本心でしょうね。



ですので気を付けるべきポイントは

①リフォーム前の状態の相場を知る事

②リフォーム工事費用を知る事

この2つです。この2つをキチンと教えてくれて、判断材料を提供してくれるのが良い担当です。

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