カテゴリ:不動産の事(営業・接客など) / 投稿日付:2022/04/04 15:30
昔から自分が気に入っていないものを売るのは非常に苦手でした。営業マンとしてはこんな事を言うのは失格かもしれませんが・・・当たり前っちゃ当たり前の話。
ハウスメーカーで注文建築をやっている時はお客さんと打合せして作り上げていくので、そんな事は少しも考えた事はありませんが、例えば新築マンションを販売する・建売住宅を販売するって時にものすごく差が出てしまうんですね。
新築マンションや建売現場って、そこの商品のみを販売するわけです。お客さんの要望がどうであれ、そこを気に入ってもらうのみ。それが無理なら「ハイ、終わり」という関係性。
私は昔から【自分が納得できる物件の時はメチャクチャ売る】、【自分が納得できていない・スッキリしていない時は全然売る気がない】。それがハッキリしていました。
納得できていないというのは色んな要素がありますが、やっぱり一番は物件と価格のバランスが取れていない事。突っ込んで書くと、お客様の要望と物件の価値でバランス取れそうという接点が見えないと事。それ以外で大きいのは、物件のコンセプトが見えてこない事。
これは今でも一緒でして、中古物件はまだOKなんですよ。今までの入居者のストーリーや思い入れというのが物件価値にも含まれるので、そこを加味できる要素がある。
でも新築の場合はかなりドライな考え方になります。相場よりかなり高い物件はもちろん、間取りや建物にコンセプトが見えない場合もハッキリとお客さんに言ってしまうかな(笑)。
不動産会社って何でもかんでもススメてくる営業マンが非常に多いですけど、それは個人的に絶対に無理。お客さんに正直に伝えるとか、そういった理念的なものではなく、完全に私個人の性格。
それでいいと思っています。