ホーム  >  茨木市【不動産・住宅の舞台裏】ブログ  >  不動産の事(営業・接客など)  >  【不動産営業の提案力が低下する原因】

【不動産営業の提案力が低下する原因】
カテゴリ:不動産の事(営業・接客など)  / 投稿日付:2022/06/10 08:20


市場に売りに出されている物件の多くが、リフォーム済み物件(マンション・一戸建て)や建築条件付き土地となっています。理由は、1つの物件で複数回取引になる(仲介手数料が複数回発生する)など不動産会社のメリットが多いのですが・・・業界にとって良くないことがまだ実はあるんですね



お客さんには気付きにくい、営業マン本人も知らず知らずになってしまっている事。それは【リフォーム前の古い状態で売ることが出来なくなる】

リフォーム済みの様に(表面上でも)キレイになっている物件ばかり提案しているので、古い状態だとお客さんに説明できなくなってしまう。要はお客さんへの提案力が無い営業担当ばかりになってしまいます



本来は、古い状態の中古のままお客さんが購入してリフォームした方が、トータルの価格は安く出来るし、何より好みにリフォームできるから一番なんですよ。

でも古い状態を見学して、リフォーム後のイメージをお客さんがするのは難しい。やっぱり数を見ていないので、決断するには根性がいると思います。

そこをキチンと説明して、ある時には別のリフォーム済みの物件も見学したりして、お客さんに安心と提案をしていくのが本来の不動産仲介のあるべき姿だと思いますね。



売却を依頼する時も一緒です。例えば、売却を依頼して物件情報を囲い込まれて、それが提案力のない営業担当だったら・・・まぁ売れませんよ。結局は、意図的にしろそうじゃないにしろ、なかなか売れず不動産会社による買取りの方向に話をうまい事されて、安く売ってしまうというダメなパターンになってしまいます。



不動産購入の一番の醍醐味は「中古物件を購入する事」って昔から言われています。リフォーム済み物件が全部悪いとはもちろん言いませんが(値段が相場に合っている事が絶対条件)、中古物件という基本に徹するのが王道だと考えています。

ページの上部へ