【住宅ローン借入額に対するお客様の動向】
カテゴリ:不動産の事(営業・接客など)
/ 投稿日付:2024/01/29 18:45
住宅ローンの借入額と金利の話。
最近「自己資金はあるけど借りようかな」って人も増えてきている。
まだ金利が低い・現金を持っておこう・その分のお金で株などの投資に回した方がいいんじゃない・住宅ローン控除が終わったらその時にある程度の繰上げ返済するなど、理由は様々。
私から色んなケースのご説明はしますが、「金利って将来どんだけ上がるの?」ってところが焦点になります。
結論正解は分からないが、現在の状況では大きく金利を上げにくいだろうなとは感じます。
「昔は金利が高くて、バブル時なんか7%、8%してた時もあるから!」って声もありますが、そもそも昔は住宅ローンを銀行で借りる人も少なかったからなぁ。私が住宅業界で働き始めた1995年位はほぼ住宅金融公庫一択。たまに年金融資を使う人がいてた位です。
当時の公庫は10年固定で3%前後、11年以降からはずっと4%という金利設定でした。高いのは高いけれど、その時点で支払い額はFIXしているし、そもそも最初から3%で計算してるから金利に対して不安は無かった記憶。
そもそも物件価格の満額は組めず、自己資金は2割用意する必要がありましたね。
なのでこれだけ銀行で(特に変動金利で)住宅ローンを借りている人が多くなった現在、金利を上げるって貸している方(銀行)にもリスクが伴う訳で。
金利が上がるという事は物件相場が下がりますので、払えなくなって銀行主導の任意売却となったとしても、元金を回収するのも難しくなる…
お客様がどこまでお考えかによりますが、「今のうちに借りておいて住宅ローン控除終わったら繰上げ返済しとこ」というのも感覚的には合ってるかもしれないと思うこの頃です。