カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2024/01/20 10:22
去年くらいから新築建売が売れないってよく聞きます。
大きな理由は2つかと推測していて
①仕入れ金額(土地の値段)が上がり、買取りが出来なくなって、そもそもの新築建売の数が減った。
②価格帯が上がって、売れにくくなってきている。
まとめると、土地の値段と建物費用が上がって仕入れがしにくくなった。仕入れたとしても売れにくい。こういった状況。
当社はほぼ新築建売の仲介はしてないので、私としては実感はないのですが、大体こんな感じでしょう。
数年前まで3,500万円位だった物件が、同じエリア・同じ建物で4,500万円になってたら「そりゃそうやん」って思いますけどね…
「相場や建築費が上がってるので、この価格なんです」って言っても、そんな説明で売れる訳がない。絶対に今欲しい・その場所に欲しいって人だけが購入する状況ではないでしょうか。
例えが良くないけど(汗)、前まで500円で売ってたイチゴが800円になればそりゃ売れにくくなる。
200万円で販売してた車が250万円になったら売れ行きも変わる。
そんな状況だと思います。
あと住宅好きな私としては、新築建売を見ると「もっと考えて建てた方がいいのになぁ」ってよく感じる。間取りも「なんで?」っていう物件が非常に多いし、ガレージや庭の取り方も「なんで?」。
やっぱ高い価格帯になるんだから、【こだわり】【なぜこうなったかのストーリー】【希少性】などが物件から感じられないと選ばれない時代に入っているという事だと思いますね。
価格が安い、または立地が良ければまだそのポテンシャルで売れるだろうが、それ以外は分譲会社の技量がないと厳しいでしょう。
仲介会社としてはそこらへんを専門的に説明出来ることが重要になります。