カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2021/06/27 10:47
「一戸建てが欲しいな」って思った時に、ネットの物件情報を見るとどこも新築一戸建てや建築条件付き土地ばかりでなかなか物件探しが進まないって方も多いかと思います。
そうなんです、新築多過ぎっ!・・・なんですよ。
新築がアカンって話でなく、注文建築で建てるのももちろん全然OK。多過ぎなのは、建売や建築条件付き土地の事。人口もこれから減ってくるし、空き家も増えてくるのに、なんで新築が減らないんでしょう。理由は「不動産会社は土地を買い取って、建てていかないと売り上げが出ないから」、ほぼこれだけの理由です。
イコール不動産業界の裏側の話になっていくのですが、今回はその話は抜きにして、これは行政が入らないと将来大きな問題になってくると思います。
具体的には、
「年間の新築(建売など)着工件数を制限する」
「建築基準法だけではなく、構造・断熱・気密・換気などの性能面でもっと高い基準をクリアする建物のみ建築可能にする」
などの規制ですね。
例えば2階建て・延べ床面積30坪・建築基準法をクリアしてる位の建物を坪単価@60万円で販売してるのって、普通に考えたらおかしくないですか?
不動産営業マンは「だいたい坪単価@60万円くらいはしますから」とか言ってますが、普通ちゃうし・・・(汗)
そうなると、新築一戸建ての販売価格は上がるでしょうし、土地を買い取る値段(仕入れ価格)ももっとシビアになってくるので、買取り誘導みたいな手口も減ってくるんではないでしょうか。
●買取が減る→土地での売出しが増える
●規制が出る→優良な新築が増える
●新築価格が上がる→注文建築やハウスメーカーの相場に近づくので、お客様の判断もよりシビアになり、対応力のない(サービス精神のない)不動産会社は選ばれない
ざっと考えただけでも、良い事の方が圧倒的に多い気がする。
そんな時代が来そうな気もしてるんです。早く来て欲しいですね。