カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2022/11/17 16:15
「若いうちに購入した方がいいとは言うけど、将来歳を取ったときに建物が古くなって…また建替しないといけないんじゃないの?」
「それならもう少し年齢重ねてから、購入した方がいいかも」
そういう考え方もあるかと思います。
さて本当にそうなんだろうか?と私も気になったので、詳しく検証していってみます。
まず前提として、茨木市南部エリアでよくありそうな価格設定で計算。
現在30才 家族あり 賃貸に住んでいて、①すぐに中古一戸建てを買うのと、②50才くらいで買う場合で違いを比較。
●賃貸で50才まで住み続ける
家賃+駐車場10万円とすると、20年で2,400万円の支出
●すぐに築25年の中古一戸建てを購入
リフォームもあったとして、4,000万円の住宅ローンを組む。月々の支払いは10万2,000円。50才になった時には、住宅ローン残債は1,790万円になっている(35年返済・金利は0.425%で計算)。
こっから具体的に検証ですが、月々の支払いはほぼ同じなので、自己資金のたまり具合は一緒とします。両方ともに50才になった時に新築を建てるとすると
●賃貸は土地から購入しないといけないので、4,800万円位は必要になる。
●先に購入していると建替えになるので、元々の住宅ローン残債1,790万円+建替え費用2,200万円の大体4,000万円のローンになります。
こう考えると、先に購入してた方がいいなぁと感じます。20年間自分の家だし、気兼ねなく自由に住めるしね。固定資産税や諸費用も計算したら多少変わってくるとは思いますが、20年間どう暮らせるかという体験の部分の方が貴重かな。
50才になった時に中古一戸建て購入だったら、それはそれで全然OKだと思います。それだと4,000万円の住宅ローンなので、先に買っていたのとあまり変わらない。
30才の時に新築一戸建てだったら、リフォーム工事の積み重ねだから、建替え程の支出にはならないでしょう。
答えは最終的には感覚の話になってきますが、お客様の悩みとあれば、こういった細かい検証もディスカッションしながらクリアにしていくのもアリですね。