カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2023/12/05 20:58
今日は火曜日。不動産業界は火・水が休みの会社が多いので、ちょっと濃いめの話でも書こうかな。
今年の茨木市の不動産市場をみてみると、新築一戸建てが非常に減りました。
原因としては、大きく2つある。
①根本として、売られる物件数が減った=仕入れる(買い取れる)物件が減る
②相場が上がって、利益を計上すると販売価格が合わない。
①と②はお互い影響し合うんですけど、①のように仕入れる物件が減る→買取不動産会社間で仕入れ競争になる→買取の価格も上がる(仕入れ値が上がる)→売れないから仕入れを控える。こういった流れ。
相場が上がったとはいえ、新築一戸建て(建築条件付き土地も含む)はやっぱ売れる価格帯っていうのがあるんですね。例えば5,000万円で販売する新築一戸建てがある。相場にはギリギリ入る計算。でも「このエリアで建売で5,000万円は高いよな・・・・・」っていう感覚としての価格帯。
相場とかじゃなく、この感覚というのも地元民としては結構大事な判断基準なんですね。
逆もありえるんです。「ちょっと高過ぎるけど、場所は良いからなぁ」って感覚。
という事で、茨木市では一般的な土地25坪~30坪の新築建売の感覚的価格帯上限は4,500万円~5,000万円くらい。それを超えると、何か特徴がある場合を除いてかなり苦戦していますね。駅から近いとか需要が高いエリアはいいですが、駅距離が遠い・ハザードマップが悪いエリアで価格設定を間違えると大変でしょう。
なので、茨木市では比較的相場が安い北部エリアや総持寺エリアに新築一戸建てが集中している状態です。
まぁハッキリ書くと、キッチリと相場を把握している不動産会社は今土地の仕入れはほぼストップしていますよ。仕入れ合戦に巻き込まれるような事はしていません。
このあたりの内容っていうのはお客様はなかなか感じ取る事は難しいと思いますので、雑談感覚でもよく話をさせてもらっています。ぜひご相談くださいね。