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【(たまに出る)不動産価格に思う事がある物件に切り込む】
カテゴリ:不動産の事  / 投稿日付:2022/07/05 11:45


「販売したての新築、これから販売予定の新築は高いので、完成して時間が経っている新築一戸建ては比較的安くて提案しやすい」こんな話を先日同業者から聞きました。

理由とすればいくつか考えらますが
・売主は早く処分したいので価格交渉が通りやすい
・もうちょっと以前の土地が安い時に仕入れている
・建築費が高騰していて、今より安い時に建てている
こんなところかなと思います。



お客さんのご状況にもよりますので一概には言えませんが、【比較して、安いからおススメする】っていうのは不動産仲介をする立場としてはプロではないなと・・・。

今と比べるだけじゃなくて、そもそもの物件の価値もキチンと判断してほしい。決して安い訳ではなく、建物の性能から判断すると「いや高いやん。バランスが悪いやん。」って完成済み新築一戸建ても存在しています。



もちろん場所の問題もあります。駅距離やハザードマップなどで立地の価値を考えると、そもそもが高いっていう話ですね。

新築一戸建てで「コストパフォーマンスが良いなぁ」って物件はほとんどありませんので、価格ではなく価値(バランス)をしっかりと説明できる営業マンかどうかを見極めてくださいね。



価値で思う事は「現在の土地の価格設定や新築マンションの価格でちょっとオカシイ物件がある」

不動産会社が査定するにあたって、エリアや状態をあまり考慮せず一律坪単価●●●万円って値付けをしている物件が出ているのがすごく気になります



具体的に書くと、若園町で土地坪単価110万円とか120万円の価格設定になっている物件も出ていました。(学校区の違いとかはあるけれど)もっと駅よりの玉瀬町や並木町が坪単価@100万円~110万円の設定なんですね。色々考えてもバランスがおかしい・・・。「これくらいの価格付けても売れるかもしれませんよ」みたいなノリで査定しているのかもしれませんが、結果価格を下げていったり、時間かかったりしています。



新築マンションでも、現在東中条・双葉町・舟木町・竹橋町などで販売中で、これからも予定されているマンションがいくつかある状態。価格をみるとコチラも一律「茨木市は坪単価で300万円以上しますから」みたいな表面上の説明で納得してもらおうとしているんじゃないかな。

そんな訳ないですからね。駅距離・周辺の状況・その場所の歴史みたいのは1つ1つ全然違いますから、差がないとオカシイと思います。



今年に入って特に、一律の価格設定で、どう考えてもバランスが悪い物件がチラホラ出ていますので、なんか腑に落ちないことがあるんですね。購入を検討されている方はもちろん、売却を考えている方もホント気を付けてください。

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