カテゴリ:売却について / 投稿日付:2023/02/21 17:22
査定価格というのは、まず成約事例というのが基本中の基本。
マンションだったら同じマンションの過去の事例になるし、土地・一戸建ても含めて近隣周辺の成約事例が基になってきます。
【過去の】と書きましたが、あまり古い事例を出しても査定価格とはリンクしてこない。2・3年前くらいの成約事例から現在までで判断していくのがベストになってきます。
現在でしたら、2・3年間前と比較したら価格は上昇している。この幅がどれくらいか?というのが不動産会社によって多少差が出てくる部分だと思います。
ここで注意点として気を付けて頂きたいのは、不動産営業マンは売却の依頼をもらいたいという事。
だからイケイケの会社は良い事ばかり言ってくる傾向が強くなるでしょう。
「今でしたら高い価格でも売れますよ」=(本音)「他社より良い価格をなんでもいいから言って、売却依頼を受ける事だけが目的だから」
「検討しているお客様が数組いてます」=(本音)実際にいてるかもしれないが・・・・・どんな価格でも買いたいという事ではないけどね。条件も合うかどうかは分からない。
良い事ばかり言う営業マンってこんな感じだと思います。
こういった人間性を見抜くのは1回の面談だけでは難しいかもしれませんが(汗)
不動産業界の人間として信用できる営業マンは
・過去の成約事例や周辺の現在売り出されている物件をしっかり説明してくれて、シビアに査定価格を教えてくれる
・それから売出し価格のアドバイスを提案してくれる(説得力がある)
相場より高くなればお客様の数は減っていくのは間違いないので、その売出し価格帯による検討者数のグラデュエーションを示してくれる事が大切です。すぐに売れるのがベストですが、売却期間・価格納得度などを打合せして、設定価格を決めていきましょう。
たまにポストとかで、どう考えても相場より1,000万円くらい高い価格を書いて「お客様がいます」みたいな内容になっているチラシを見るのですが、「成約事例や周辺事例を資料として提示して、説明してんのかな?」って疑問に感じる時が多いので(まさか偽造してるわけはないと思いますが)、書いてみました。