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【売主様はOK、でも最終的には・・・】
カテゴリ:売却について  / 投稿日付:2023/01/22 14:23


不動産会社による買取について、独り言みたいな感じで結論はないんですけど、聞いてください。


世の中に売りに出ている新築一戸建て・建築条件付き土地・リフォーム済み物件って、不動産会社が買い取って再度販売されている物件です。

わざと業者による買取になるように誘導している不動産仲介会社も多いんですけど、中にはそうではなく、売出した価格からそれ程価格交渉もなく買い取られる場合とか、最近噂でもよく聞くオークション形式の買取とか、要は売主様にとったら【純粋に納得して、買取してもらった】というケースもあるんですね。


最近は売り出される物件が少ないのもあり、買取だけで不動産事業をやっている不動産会社は(買わないと成り立たないので)かなりの高値(一般の相場でという事)でも買うという状況にもなっています。


売主様だけの視点では、キチンと売却活動をしてもらった上で、買取価格が納得の金額だったら問題はないんですね。



でも茨木市の不動産市場全体で考えた場合、もしくは買主様からの視点でみた場合は、そうではなくなる。買い取られて再度売りに出される物件は、不動産会社の利益が数百万円は乗っているので、元々の売主様から購入出来ていたらもっと安く購入できているという訳です。


これは不動産流通の面から見れば、流通を阻害している。



仲介する不動産会社も、買取をはさんだ方が儲かるっていう理由で安易にそっちに流れていきますが、結局は最後は住む人が買わないといけないので買いにくくしている=自分らで自分の首を絞めている状況を作り出している。


売却する人が納得するのはもちろん、買う人も買いやすいのが本来の不動産流通だと思います。



当社でも売却を依頼されて、不動産会社に買い取ってもらった事は何度もあります。それは、普通に売り出しをして情報をOPENにしてきた結果、買取業者が良い価格を出してきた時だけ。
大きな価格交渉や売主様が納得できそうにない場合は、私の方で判断してお断りしています。


で、しばらくして購入の相談があった時に「あの物件だったら、要望に合っていたんじゃないかな・・・」って残念に思ってしまう事も実際にあるんです。
再販売されていても、利益が乗っているからお客さんの予算に合わないみたいな(汗)


良かれと思って判断したんだけれども、結果本来買えていたはずのお客様が買えなくなっている事態を起こしてしまったんじゃないかという後悔。



売却を依頼されて、故意に情報を囲い込んだり、広告不可にしたりするのは言語道断ですが、結果的にそうなってしまったという事もあり、難しいなぁ・・・と感じますね。

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