カテゴリ:売却について / 投稿日付:2022/09/28 12:24
不動産の買取(不動産会社が買い取ること)について、ちょっと深く書いていこうと思います。
根本として売却をしようとしている方が買取を選択するのは、早く売りたい・誰にも知られたくないから買い取って欲しいなど、理由がある場合ですね。他には、住み替えで売却しないと買えない時に買取保証付きで売りに出す、法律や条件面で売るのがかなり難しいケースかな。
ぶっちゃけ仲介業務をしていても、上記のようなケースに出会う事はそんなに多くはないんですよ。
でも市場には多くの物件が、買い取られて再度販売されています。リフォーム済み(マンション・一戸建てともに)や建築条件付き土地・新築一戸建てですね。
売り出されている総物件の3分の1くらいは再販売物件じゃないだろうかという割合ですが、はたしてそんなに多くの売却検討者さんが「買取でいいから早く売ってほしい」って状態だったのでしょうか・・・?
そんな事はありえなくて、多くは売却を依頼された不動産会社(仲介会社)が買取の方に誘導していった結果でしょう。なぜ買取に誘導するのか?って話は長くなるので別の機会に書いていきます(当ブログやアメブロの過去記事で書いてます)。
先に結論言うと【一般の買主様が一番高く物件を買ってくれます】。
買取ってなると購入する不動産会社は、リフォームをして利益も出さないといけませんので、シビアな購入価格になるのが基本。
でもここ数年は不動産相場も上がっており、売り出される物件が非常に少ない状況になっているので、結構無理して購入する不動産会社も増えてきてますね。「えっ!こんな価格で買い取るの」っていう事例もちょこちょこ見受けられます。
まぁそれでも一般の買主様が購入される価格の方が、売主様にとっては良い価格だというのは間違いないと思います。
最近は不動産オークションというシステムも出てきてまして、仲介会社に売却を依頼するのは一緒だけど、今まで買取業者とのやり取りがブラックボックスになっていたのを入札方式でやりましょうという方式。買取業者としてはたまらん方式でしょうが(笑)、以前よりは納得感はあります。
でも結局は先程書いたように【一般の方が購入するのが一番条件が良い】とは思いますけどね。
オークションなんかで買取業者に価格を競わせたら、売主様はOKだが、今度リフォームして再販売された時にどんでもない価格設定になる可能性が高いので、購入検討者にとったらたまったもんじゃない・・・。
という事は、やっぱり無理があるシステムという事でしょう。
という事で、買取を希望する方以外は、普通に一般の方向けに売却する事だけを考えてOKです。
・古過ぎて売れにくい → 不動産担当の提案・努力不足
・なかなか売れない → 買取価格までいかなくても、その手間まで価格を下げれば売れる
・なかなか売れない → 依頼している不動産会社が情報を止めていませんか?
一度見直してみるのもいいかと思いますよ。