カテゴリ:売却について / 投稿日付:2024/02/21 08:01
ちょっと前の話。
マンションの案内をしたく、とある大手の不動産会社に電話。
「商談中です」と言われて見学出来ず…まぁ本命ではなかったのでそれは問題なかったのですが、しばらくして、その物件が再度売り出されました。不動産会社が買取り、リフォームされての再販売です。
でその資料を見ると、その大手の不動産会社が売主になっている。
不動産業界の人間が聞くと「よくある事やん」って聞き流すような話かもしれませんが、常識から照らし合わせるとどう思います?
まず私が案内の電話をした時に既に商談中(申込みが入っている)。この申込みが一般のお客様だったらまだ分かる(ホントは商談中でも物件を止めたらダメなんですが)、売主様との交渉がまとまってるかもしれませんから。
でも今回のケースでは、売主様が売却を依頼している不動産会社が直接買い取るという話。
なんぼでも調整できるやん…
「売主様の利益の為に努力します」と良い言葉ばかり並べてますが、そうだとしたら「当社が買い取るという話で進んでいますが、一般のお客様から見学希望が入ったのでその結果待ちましょうか」というのが本来のお客様ファースト。
買取りなんだから、結構価格を下げる話になってるはず。一般のお客様の方が買取りより高く購入するケースが多いんだから、売主様にとったら数百万円も変わってきます。
購入者にとっても、不動産会社の利益が乗らないから、自分でリフォームする前提で買った方が基本的に安く購入出来る。
まぁ売主様に早く処分してしまいたい事情があったのかどうかは分かりませんが、お客様ファーストでは全然ない状況が多い不動産業界です。