カテゴリ:売却について / 投稿日付:2022/04/09 10:45
売却をお考えの方(購入を検討されている方へも)に、価格について書いてみます。
よく不動産売却となると耳にするのが【査定】って言葉。実際に売却相談を受けて、売却活動をしている立場としては価格に対して色んな設定があるんです。順番にご紹介。
①査定
もう純粋な価格。過去の成約事例・現在の周辺の売出し物件・茨木市の不動産市況などトータルして、この設定だと早くに売れるでしょうって価格の事。価格的には低めになっているのが一般的(とはいっても相場内での話)。
②売出し価格査定
①の査定を踏まえて、いくらで売出しすればいいのかっていう金額です。相場内には入っているが、期待値も込めて、いくらか査定価格にオンされた状態になります。
反響が思わしくなかった時の価格変更する幅を持つため、価格交渉があった時のためなどの対処も必要ですからね。
③チャレンジ価格
どちらかというとすぐに売れなくてもOK、時間的には少し余裕があるのいう方向き。相場って幅があるんですね。厳密にいうと3,000万円ドンピシャが相場って訳じゃなくて、3,000万円~3,200万円みたいな感じ。そこを3,380万円とか3,480万円とかで売りに出すという感じになります。
ちょっと高い気もするけど、めちゃくちゃズレてる訳でもないという具合でチャレンジしてみる価格設定ですね。売りに出してみて市場の反応をみて、後日に再度打合せしていく形になります。
*それ以外には買取査定っていうのもありますが、ここではやめておきます。
この2つだけは注意!てか止めた方がいい
注意して欲しいのは、一括売却査定とか、チラシとかで「●●●●万円でお探しの方がいらっしゃいます」という風に高めの価格を(わざとですけどね)書いているやつ。
これらは、売却を依頼されるのが目的ですからどうしても高めの査定価格を提示する傾向にあります。現在売りに出されている物件でも結構な数の物件がこの手法。
・一括売却査定→査定価格合戦。
・おとりチラシ→とにかく売却を依頼される事。価格はあとから下げていけばいいという発想。
不動産業界の内部や売却の仕組みを理解していないと判断するのは難しいかと思いますが、上記の2つは止めておくのが最善です。
結局は実際に査定を聞いて、仕組みを理解して、②と③の価格ラインをしっかりと把握するのが大事。その根拠を丁寧に説明してくれて、お客様の状況を考えてくれるパートナー(担当者)で選ぶのが一番かと思いますね。