今回は収納についての経験話を。
よく家の延床面積の○○%あればいいとか
言われたりしますが
そんな比率を気にして間取りを検討する事は難しいです。
そこで収納についての考え方を話します。
よく納戸を3帖・4帖とって『充分ですね』という営業マンもいますが
経験からいうと間違っています。
納戸は広いにこした事はないのですが、1カ所に収納を集中させるなら
幅が半間(90㎝)の物入れが分散されていた方が使い勝手がいい。
■1階の廊下・ホールに1ヶ所。・・・掃除機や家事収納を。
■出来れば、洗面所や付近にも1ヶ所。・・・水廻り用品、トイレットペーパーの保管。
■リビングダイニング内にも1ヶ所。・・・ここもなんだかんだ物が整理できます。
■2階の廊下にも1ヶ所。・・・2階の掃除機やトイレ用品の収納に。
あとは各部屋のクロゼットでしょうか。
和室には押入れ。最低でも幅は130㎝は欲しいとこ。
最近では和室は必要ないという方もいらっしゃいますが
それなら、どこかの収納の奥行きを広くしておいて下さい。
なぜなら布団(来客用など)を入れておくため。
洋収納では奥行きが足りないので、布団が入りません。
小屋裏収納はどうでしょうか?
天井の高さが1.4m以下と決められているため、大きな物は入りませんが
(大きかったら、物理的に持って上がるのも大変ですが・・・)
予算に余裕がある や 高さが確保できる屋根形状 なら検討してもいいかと思います。
以上の事をチェックすれば、住んでから収納が足りないというケースは少ないと思います。
せっかくの引越しを機に荷物を減らすことも大切ですが
住み始めるとまた物は増えていくもの。
収納量というより、場面に応じてその場所に収納がある という事が大事だと思います。