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「茨木市【不動産・住宅の舞台裏】ブログ」の記事一覧(524件)

不動産・住宅業界についての話、茨木市の地元ネタなど、日々考えている事を発信していきます。

【住宅ローン借入額に対するお客様の動向】
カテゴリ:不動産の事(営業・接客など)  / 投稿日付:2024/01/29 18:45


住宅ローンの借入額と金利の話。
最近「自己資金はあるけど借りようかな」って人も増えてきている。


まだ金利が低い・現金を持っておこう・その分のお金で株などの投資に回した方がいいんじゃない・住宅ローン控除が終わったらその時にある程度の繰上げ返済するなど、理由は様々。


私から色んなケースのご説明はしますが、「金利って将来どんだけ上がるの?」ってところが焦点になります。



結論正解は分からないが、現在の状況では大きく金利を上げにくいだろうなとは感じます。

「昔は金利が高くて、バブル時なんか7%、8%してた時もあるから!」って声もありますが、そもそも昔は住宅ローンを銀行で借りる人も少なかったからなぁ。私が住宅業界で働き始めた1995年位はほぼ住宅金融公庫一択。たまに年金融資を使う人がいてた位です。


当時の公庫は10年固定で3%前後、11年以降からはずっと4%という金利設定でした。高いのは高いけれど、その時点で支払い額はFIXしているし、そもそも最初から3%で計算してるから金利に対して不安は無かった記憶。
そもそも物件価格の満額は組めず、自己資金は2割用意する必要がありましたね。


なのでこれだけ銀行で(特に変動金利で)住宅ローンを借りている人が多くなった現在、金利を上げるって貸している方(銀行)にもリスクが伴う訳で。


金利が上がるという事は物件相場が下がりますので、払えなくなって銀行主導の任意売却となったとしても、元金を回収するのも難しくなる…



お客様がどこまでお考えかによりますが、「今のうちに借りておいて住宅ローン控除終わったら繰上げ返済しとこ」というのも感覚的には合ってるかもしれないと思うこの頃です。

【建物の仕様打合せで思う】
カテゴリ:住宅・建築(リフォーム・新築の事)  / 投稿日付:2024/01/28 18:42


最近は新築一戸建ての仕様打合せをする事も多いんです。もう不動産会社ではなく、ほぼ住宅会社になっています(笑)。

内装関係(フローリング・ドア関係など)、外部で決めていく事は外壁や屋根・玄関ドア・窓の色など。結構決めることが多く、またそれぞれ単独で決められるものでもなく、色々と他との色合いなどを考慮しながら打合せをしていく必要があります。


昔私がセキスイに勤務していた時は、商品グレードがあって、それを決めると外壁なんかは仕上げが3パターン、色が数種類と決まっていて、ある意味決めやすかった。


でも今は外壁だけでもいくつかの外壁メーカーから選べるし、標準仕様があったとしてもそのメーカー内で数十種類の外壁材が選べるから、お客様も楽しみ半分、大変だと思います。

各専門のコーディネーターがいてると助かるのですが、各部材ごとにショールームに行ってと中々大変だと思います。



そんな感じなんですが、不動産会社ってカタログや紙の仕様書をお客様に渡して「この中から選んでください」みたいな会社も多いでしょ・・・

さっき書いたように、外壁や屋根・玄関ドア・窓なんかは相互に影響してくるので、資料を渡して「はい、決めてくださいね」というのはちょっとどーなん?って思いますね。


提案せーよとまでは言わないけれど、ショールームにある程度は着いて行くとか、決めた仕様の確認も含めて打合せを積極的にする位の意識は持って欲しい。



前に聞いた事のある話では、建築条件付き土地を契約したら、その1週間か2週間後にはショールームに行って全部の仕様を決定する事を強制している不動産会社もあるみたい(怒)


こんな会社の物件なんかいくら気に入っても決めない方がいいですよ。

建物って打合せの納得感が本当に大事になりますので、サービス精神がない会社や打合せを出来るだけしない様にする会社は、家の雰囲気もよくなりませんので。

【流行っている店と、そうでない店の違い】
カテゴリ:不動産の事(営業・接客など)  / 投稿日付:2024/01/25 19:16


仕事で夜遅くなった時に、晩ごはんは出来るだけ茨木市の店で食べる様にしています。それも個人で経営されている店。

金曜や土曜の夜は人気店は結構お客様がイッパイで入れない事が多いんです。でも一方で空いている店もある。

この違いは何なのか?



やはり1番は「味」。価格帯ではなくて「味」。

それに付随して価格になると思います。コストパフォーマンスという意味での価格ですね。

あとは大将や店の対応が良いとか、雰囲気が良いとかかな。



飲食業界は【リピーター】の存在がものすごく大事だと思うんです。人口28万人程の茨木市で新規のお客というのはそうそう続かないはず。

人気店が繁盛しているのは【リピーターのお客様が多い】というのが一番の理由だと思います。ヘタしたら満席のお客様の100%がリピーター(常連客)ちゃうかなって。



不動産ってそう何度も購入・売却する訳ではなく中々リピーターにはならない業界なので、意識が向かない人(会社)が非常に多いんです。でも地域に根ざす仕事なんだから、本来は意識がいかないとおかしい。それはリピーターじゃなくて【お客様からのご紹介】ですね。

ご紹介で仕事が回るという状態が一番健康的な会社運営だと考えています。



当社ではお客様からのご紹介率は、去年で取引全体の70%を少し超えたくらい。

悪くない数字だと思いますが、不動産売買って物件がないと決まらない仕事ですので、相談を受けるお客様の人数・物件が出るのを待っているお客様の人数をもうちょっと増やしたい。


ご紹介だけはいきなり増えるものではなく、コツコツと増やしていくもの。

・目の前のお客様の取引(提案)に集中して、満足してもらう

・相談すれば何か対応してくれる

こういった事を続けていくしかご紹介を増やす方法はないので、地道に頑張っていきます。

【新築建売が売れてない?!】
カテゴリ:不動産の事  / 投稿日付:2024/01/20 10:22


去年くらいから新築建売が売れないってよく聞きます。


大きな理由は2つかと推測していて

①仕入れ金額(土地の値段)が上がり、買取りが出来なくなって、そもそもの新築建売の数が減った。

②価格帯が上がって、売れにくくなってきている。

まとめると、土地の値段と建物費用が上がって仕入れがしにくくなった。仕入れたとしても売れにくい。こういった状況。


当社はほぼ新築建売の仲介はしてないので、私としては実感はないのですが、大体こんな感じでしょう。



数年前まで3,500万円位だった物件が、同じエリア・同じ建物で4,500万円になってたら「そりゃそうやん」って思いますけどね…

「相場や建築費が上がってるので、この価格なんです」って言っても、そんな説明で売れる訳がない。絶対に今欲しい・その場所に欲しいって人だけが購入する状況ではないでしょうか。


例えが良くないけど(汗)、前まで500円で売ってたイチゴが800円になればそりゃ売れにくくなる。

200万円で販売してた車が250万円になったら売れ行きも変わる。

そんな状況だと思います。



あと住宅好きな私としては、新築建売を見ると「もっと考えて建てた方がいいのになぁ」ってよく感じる。間取りも「なんで?」っていう物件が非常に多いし、ガレージや庭の取り方も「なんで?」。


やっぱ高い価格帯になるんだから、【こだわり】【なぜこうなったかのストーリー】【希少性】などが物件から感じられないと選ばれない時代に入っているという事だと思いますね。


価格が安い、または立地が良ければまだそのポテンシャルで売れるだろうが、それ以外は分譲会社の技量がないと厳しいでしょう。

仲介会社としてはそこらへんを専門的に説明出来ることが重要になります。

【2週間ほどが経過した茨木市の不動産市況は?】
カテゴリ:不動産の事  / 投稿日付:2024/01/18 18:49


年が明けて実働として約2週間ほどが過ぎました。

今年の第一印象としては「結構お客様も物件も動いている」


新規物件は多くはないのですが、年明けから価格変更が多くて、ホームページの更新が追いつかない日も出てきています。



不動産はどうなるんでしょうね

株価は上昇してきているので不動産価格も上がるのは間違いないと思いますが、数年前から言われている様に「上がるエリアは上がり、それ以外は変わらずか、もしくは逆に下がる」というのがより顕著化していく気がします。



10年前なら需要があったエリアがここ1・2年はピクリとも反応が無いって状況は既に起きている。

ピクリとも反応が無いというのは、ほとんどは価格設定が間違っている場合なんですけどね・・・。


「なんか相場が上がってるから、これ位の価格でも売れるんちゃう」という感じで売り出された物件は動きがない。
それが今年はより顕著になっていくんだとみています。



売る人も買う人も、相場+エリアや条件の微妙な部分の需要っていうのを判断する必要がありますね。

【不動産仲介にやさしさは必要】
カテゴリ:不動産の事(営業・接客など)  / 投稿日付:2024/01/11 20:03


不動産業界って、欲があるというか、自分(自社)の利益しか考えていない人が多いと実感します。
そこは「大手だから大丈夫でしょ」というのは関係なく、残念に感じる時が多いのが実情ですね。


自分(自社)が売主になっている物件なら好きにしてくれていいんですよ。新築一戸建てとかリフォーム済み物件とかですね。それなら自分優先で判断してくれて全然OK、文句なし。



でも我々不動産仲介というのは他人の(売主様)所有物を取り扱う仕事なんです。自分の物ではない

取扱させてもらっている立場にも関わらず、自分の利益ばかりを考えて、何ならお客様に損させても自分を優先させる場面が数多く見受けられます。


他人の大事な所有物を【仲介】する人間は色んな条件が必要だと考えます。

・サービス精神を持っている事
・周りの雰囲気に気が付く


他にもありますが、やっぱり【やさしい事】、これは必要ですね。仕事としてのやさしさじゃなくても、もっと根本としてのやさしさ。こういう人と仕事すると気持ちいいんですよね。

【相談だけって、しにくいですか?】
カテゴリ:不動産の事  / 投稿日付:2024/01/08 16:04


不動産会社に問い合せる時って、気になる物件がないのとダメなのか?

ネットでほとんどの物件情報が確認できる時代、ただ単に相談するだけはダメなのか?って意味だと思います。



全然そんな事はなくて、当社にご相談いただくお客様の割合では、不動産・物件探しの相談8割・見学したい物件がある2割くらいの感じですね。

・希望するエリアで物件が出るのか?
・中古を買ってリフォームしようと思っているが、実際はどんな感じか?
・土地を買って新築を建てたいけれど、予算が合わないんじゃないか?

そんな不安や疑問で最初は相談頂けるケースの方が圧倒的に多いです。



逆に私としても【お客様の考えている事】をしっかりと打合せ出来たりするので、そっちの方が物件探しや建築提案をしやすかったりします。

物件見学だけだとお客様の考えがしっかりと聞くシチュエーションじゃなかったりするので・・・(特に居住中の物件だと、見学してどうだったかを確認するだけになってしまう)。



なんとか契約までしようとグイグイ営業する会社じゃありませんので、100%ご安心ください(笑)

「茨木市にアイ・ウィズ不動産があって良かった」。コレを言われるのが一番うれしいので、お客様にとってのベストを探す作業をお手伝いしていきます。

【失敗しない売却〜仕組みを知る事〜】
カテゴリ:売却について  / 投稿日付:2024/01/07 08:50


不動産売却の仕組みについて、流れを書いていきます。

①売却しようかな
②複数の不動産会社に査定依頼
③売却を依頼する不動産会社を決める



ここからは不動産業界にいてないとイメージしづらいかもしれません。

売却を依頼した不動産会社だけが販売活動や案内をするって考えている方もいらっしゃいますが、それだけではないんです。


もちろん依頼した不動産会社は買主様を探す作業もします。
それとは別に【レインズ】っていう不動産会社だけが閲覧出来る物件情報システムに登録する義務があるんですね。

「こういう物件が売りに出ました」って全ての不動産会社に情報を出さないといけない訳。これは法律で決まっています。


1つの不動産会社だけでなく、売出し情報を広く共有させる事で、売主様にとってより良い条件で買ってくれる買主様を見つける事が出来るという主旨です。


と言う事で、1つの不動産会社に売却を依頼すると色んな不動産会社がお客様を案内してくれるんです。
売却を依頼した不動産会社はその窓口になっているという形。



まぁこの窓口がしっかりとやってくれればの話ですが・・・(汗)

他社には案内させなかったり、そもそも情報を隠したりしてる不動産会社も多い、道徳感が無い業界です。



他社からの物件案内が無い・他社の情報発信が無い又は会員情報になっているなら、要注意。


不動産売買の仕組みを知らないと損する事も多いので、面倒だとは思いますが仕組みを知って、不動産会社に緊張感を持たせましょう。

【申込みから引渡しまでの期間】
カテゴリ:不動産の事  / 投稿日付:2024/01/06 10:01


物件を購入する時の疑問として、申込みしてからの引渡しまでの期間というのがあります。

物件の情報や資料で【引渡し:相談】ってよく書かれていますよね。じゃあ通常はどんな感じなのか?



まず購入の申込みをしてから契約までは、大体2週間後というのが多い。早ければ1週間後という時もありますが、いずれにせよ感覚的には結構早く感じるかと思います。



次に引渡しまでの期間について。
まず決まりはないんですね。でも一般的には契約してから2〜3ヶ月後に設定する事が多いかなぁ。


申込みした後に売主様と買主様の希望や都合を考慮して決めるのですが、何か特別な事情がない限りはそれ位になるとイメージしておいて下さい。


半年後とかあまり先の引渡しを希望すると、申込みを断られる一因にもなりますのでご注意ください。



今だと1月上旬ですので、物件を申込みしたら3月のどこか迄に引渡しという感じになってきます。

その間に住宅ローンの本申込みと融資契約を済ませて、リフォームや新築があるなら打合せを出来るだけ進めておくという流れになります。

【この物件どう思います?の意味】
カテゴリ:不動産の事(営業・接客など)  / 投稿日付:2024/01/05 20:50


お客様に選ばれる不動産会社って

●相場の物件をオススメする

さらにこれからの時代は特に●需要が高めのエリアの物件は、価格バランス(将来性・資産価値など)を見極めて提案する

この2点は不変だと思うんです。
この2つに愚直なまでに従って、お客様対応する事が大事。



不動産仲介って、本当の事を言ってくれる営業マンがホントにいないでしょ(汗)。

「この物件どう思います?」って聞かれて、あきらかに高い価格設定だとしても「こんな感じじゃないですか」って・・・

お客様が聞きたいのはそう言う事じゃないんですけどね。



不動産がより2極化・3極化していく時代ですから、お客様に選ばれる会社を目指していきます。

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