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【40年・50年の長期住宅ローンについて考えてみた ~色んな解釈はあります~】
カテゴリ:日々のこと  / 投稿日付:2026/09/10 13:20

 

40年・50年の長期で住宅ローンを組む人が増えているとニュースでも最近よく見ます。弊社ではこの長期住宅ローンを組んだ経験はまだありませんが、同業者の話ではもう当たり前の様に聞きますね。



ニュースでは「危険だ」「定年したらどうするの?」「総支払い額もよく考えて」とかマイナスの声をアピールしていますが、確かにそれはそうなんです。

35年だと希望額を借りられないからと、ギリギリまで借入額を増やすのは危険な部分があります………があながち「そんなに危険な事なんかな?」っていう疑問も正直あるんですよね。感覚としてですが。



考え方の問題だとすると【50年かけて返すローン】と考えるのではなく、【50年の返済期間を確保して、実際にはもっと短く返すこともできるローン】として考えるとどうなるのか?


●圧倒的なデメリットは、元金の減りが少ない事。仮に25年後に一括返済しようとすると35年返済組んでいた時より、元金はまだまだ残っています。

まぁでもコレは最初から分かっている話。
その分月々の支払いが少なく済んでいたのでね。



ちょっと考えないといけないのが、50年という長い期間ですよね。

もう50年後、いや20年後・10年後なんて世の中がどうなっているか分からない。

貨幣価値なんかもどうなっているのか・・・インフレ・物価上昇・・・


今から50年前って1970年位ですよ。その頃の国のデータでは大卒初任給が4万円ほど。今の大体6分の1位じゃないでしょうか?

そう考えると何が正解かが難しい(汗)いや正解はないか……考え方の問題だから。



50年後、いや10年後・20年後の「5,000万円の返済負担」は、現在の5,000万円と同じ重さではない可能性がある。返済額は変わらなくても、実質的な負担は軽くなっている可能性もあります。


逆に、現金5,000万円を30年間持っていた場合、インフレによってその5,000万円の価値は低下しますからね。



ただ!重要なポイントが他にもあって【金利】。


長期間そのものが危険なのではなく、「変動金利+借入額過大になっていないか?」を十分に確認する必要がありますね。

現在は日本も「金利のある世界」に戻りつつあります(これが普通といえば普通)。



50年ローンだから危険ではなく*金利が上がっても35年より50年の方が月々支払い額が低いのは変わりありませんが、「50年ローンでギリギリまで借りて、金利上昇にも耐えられない」ことが危険だと思います。


・50年ローンを組むことによって浮いた月々の支払いを他の資産に回そうとか、念のため将来の繰上(元金)返済に備えておく等、有効な目的があれば話が変わるかなと。

長期返済を利用して余裕がある時に繰上返済するという考え方もあります。




あとこんな事書くと現実的ではないし、不動産取引している身としてややこしく考え過ぎかもしれませんが、「通貨価値の変化・金融ビジネスの変化」など、50年という期間では現在とは全く違う金融環境になっている可能性があります。


「50年ローン=50年間同じ価値の5,000万円を返す」と考えること自体が、少し現在の価値観に縛られ過ぎかなと感じています。

 


不動産仲介業をやっている立場として、どっちにしろ絶対に忘れてはいけない事が最後にあります→【不動産そのものの価値】

 


長期の50年ローンを組むなら、「何を買うか」がより重要になるんじゃないかと思うんです。「50年後にも価値が残るか?」という視点ですね。


この40年・50年という長期住宅ローンを、「無理して高い家を買うためのローン」とだけ捉えるのではなく

むしろ、「長期返済を利用して、資産価値を確保するローン」と考えることも出来そうなんですよね。


・資産価値の高い不動産を買う

・備えも考えて、月々の支払いを抑えて手元資金を残す

・将来繰上返済できる

・インフレによる貨幣価値低下を考える


こういった事をキチンと整理しておけば、50年ローンはかなり合理的な選択肢になり得るんじゃないかという感覚もあるんです。



今後40~50年ローンが一般化すると、「家を買える人」が増えるのではなく、「今まで買えなかった価格帯(資産価値)まで買える人が増える」可能性がある。

でも「買える」のではなく、「選択肢として検討する」位のスタンスでいいかなって考えています。

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