カテゴリ:不動産の事(営業・接客など) / 投稿日付:2025/04/06 19:21
同業者からよく「間取り書けるからスゴイですね」って言われます。
そう言っていただけるのは有難いのですが、住宅・不動産業界に30年いてて、ハウスメーカーでは住宅設計もやっていたので当たり前といえば当たり前なんです(汗)
ただ1つ言わせてもらうと、不動産業界にいてても間取りを考えられるようにはなりますよ。
建築条件付き土地とか契約する事も多いでしょうから、積極的にお客様の打合せに入っていけばいいだけ。
数件やった位では無理でしょうけれど、早くて5年位真剣に向き合えば基本的な間取り作成力や建物知識は付いてくると思います。
じゃあなぜ不動産営業はいつまでたっても建物の事を知らないのか?
・建物は住宅会社の仕事だから、自分たちはしなくていい
・住宅の事は専門の住宅会社にまかせた方がいい
・不動産の仕事に時間をさかないといけないから、そんな事までしてられない
・興味はあるけれど、会社に何してんねんって怒られる
こういった事を言うと思います。たしかに正論ではある。
でも厳しい言い方をすると、結局はそこまで住宅(建物)に興味がないんでしょ
土地を仲介するなら「どんな間取りが可能かな?」「お客様の建物要望に合うかな?」って絶対に気になるし、中古物件でも「お客様の希望にリフォーム出来るかな?」とか気になって仕方ない。
そこでそれらを「住宅会社(リフォーム会社)に打合せしてください」って終わらせて、物件の申込を急がせるのはちょっと違うんじゃないかって感じるんです。
これからの時代はもっと専門性が必要になってくると思いますので、本気ならお客様との打合せにも積極的に入っていって経験する事が大切になります。
私としたら初めに住宅会社に就職した事が、今となっては本当によかったと思っています。
もしそうでなかったら、必死にお客様との打合せに参加して建築知識を増やすと思います。
不動産仲介だけの専門性ではこれからの時代はかなり厳しいから。