ここ1年くらいはお客様が希望する総額と現実(相場)の総額が500万円〜1,000万円程の違いが出るケースが増えています。
以前だと新築一戸建てで4,500万円までで可能なエリアが、今は5,500万円とかする感じ。
その理由は、土地相場が上がったというだけでもない。
①建築費用が上がった
ハウスメーカーだと、普通に35坪とかの4LDKで4,000万円は予算組みしておかないといけない。
昔は3,000万円強だったのが数百万円上がっている感覚。
中堅ハウスメーカーや工務店でも3,000万円前後はしてますからね。
②不動産会社の査定(売出し価格)がおかしい
売却査定する時に売主様に甘い言葉を言って売却を依頼されたいという理由で、本来の相場より数百万円〜1,000万円位高い物件が多いんです。
「不動産会社、ましてや大手の会社が査定してるから、売り出されている物件は合っている」そんな事は全くありませんので、ご注意ください。
対策としては、①についてはこれから住宅価格が下がる事はもうないかと思いますので、住宅会社の選択肢を広げるしかない。
そこでのポイントは【間取りだけでなく、性能関係も自由に出来ること】。
基本性能にプラスして耐震・断熱などを追加していく形になります。
もちろん性能は大事ですが、予算をにらみながら自分が納得できる水準に出来る事がポイント。
あとは、打合せや対応をキチンとしてくれる住宅会社(担当)も必須。
住宅の打合せの基本は担当者選びが一番重要と言って過言ではないです。
②に関しては、不動産営業マンの見極めをするしかない。
なんの資料も示さず(過去の成約事例や価格根拠など)に「今はこんな感じです」とか「検討してるお客様がいらっしゃるので…どうしますか?」みたいな感じで申込みさせる・決めさせようとする営業マンはやめておいた方がいいでしょう。もう時代遅れも甚だしい(汗)
今売りに出ている物件価格は正しくないというイメージをして、それをスッキリと払拭してくれる営業マンを選ぶようにしましょう。
物件相場は上がっていますが、そういった中で単純に「物件価格」+「メーカーの住宅価格」で判断するのでなく
「物件相場」+「住宅会社の選択」という切り口で、選べる物件を増えせないか?チャレンジしていきましょう。