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【意味のある買取り・意味のない買取り】
カテゴリ:不動産の事  / 投稿日付:2025/06/08 18:51


不動産会社による買取りについて、全てが悪いわけではないので、その事についてご説明します。



最初に買取り物件とは?

(古家付き)土地や中古(マンション・一戸建て)を買い取って、解体更地にして再販売される土地、またリフォームされて再販売された物件の事を言います。



で以前のブログでも、売却を依頼された不動産仲介会社が意図的に買取りに売主様を誘導したりしてるのが問題と書きました。

でも買取りにも意味のある(存在価値のある)買取りもあります。



私が考える意味がある買取りは

①売主様がそれを望んでいる

早く売って現金化したい、誰にも知られたくない。
これがほとんどを占めている理由。
この場合は最初から安くなってもいいから買取りを希望されているパターンになります。


②土地が大き過ぎて、なかなか一般の方では買い手が付きにくいので買い取って欲しい。

このパターンもたまにあります。
数区画で分譲されている物件ですね。


③【相場帯で売りに出していて、キチンと売却活動をしているけれど】なかなか売れないので買い取ってほしい

【】内の言葉が大事で、売出し価格が間違っていなくて、更にレインズにも登録して他の不動産会社への物件告知をキチンとしている(いわゆる囲い込みをしていない)のに売れないというパターンですね。


大きくはこの3つのケースなら、不動産買取りに意味があります。



ただね……これじゃないケースが今、本当に多いんですよ……

大手の不動産仲介会社含め、知っている業者に買い取ってもらった方が利益も多くなるし、早いので「もうそっちばっかりに誘導しようとしている」。



誘導の手口はまた別のブログでも書いていきますが、お客様にメリットは全然なく、仲介する不動産会社と買取りする不動産会社が基本的に儲かるシステム。

買い取られる売主様は基本的に安く売る形になりますので。



まぁでも最近は「いや、それ相場価格やん」って言う高額買取りもよくあると聞きますが、その場合は最後に購入するお客様が損をしてしまう


相場価格で買い取って、業者の利益が乗って再販売されるんです。

高過ぎる売出し価格になるのが目に見えています(汗)


このケースは元々の売主様は良かったかもしれませんが、最終的な購入するエンドユーザーがデメリットを全て被る形になります。


どっちにしろ、安く買い取られるなら売主様が損をするし、高く買い取られるなら最終的な買主様が損をする。

これが私が言う意味のない買取になります。

転売や中抜きのやっている事は一緒。これに付き合う必要はありません。

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