カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2025/03/20 20:04
先日に書いた住宅ローン金利についての続き。
4月からの住宅ローン金利(変動金利)は各銀行おおむね決まっている感じですね。
ある大手都市銀行が金利を0.25%上げる事が決定しているとい話を聞きましたので、他行も同じく上げてくるものと思われます(他行の情報を仕入れて、決定しているでしょうから)
「早く購入しないと」
「住宅ローンの支払いが上がるから、物件価格(相場)は下がるんじゃない?」
「売却しようと考えているけれど、早く売った方がいいのか?」
色んな意見がネットや不動産営業から出てくるかもしれませんが、私はこの金利変化の要因だけではそれほど影響ないんじゃないかと考えています。
仮に大手都市銀行で言うと、金利が上がったとしても0.5%台。
まだまだ低金利であることは変わりありません。
参考に下のグラフをご覧いただきたいのですが、過去40年間の金利推移表です。
今は住宅ローン金利借りる人は金利優遇というのが付きますので、赤の四角で囲った部分が変動金利の金利推移となります。
*ネットで拾ったグラフですので違う部分もあるかもしれないが、おおむね私の経験・感覚と合っています。
1980年代のバブルは5%~8%近くまで異常な金利でしたが、2,000年代に入ってからは1%を切る低金利時代がほぼ続いている状態になっています。
時代によって0.8%になったり、0,3%台になったりしていますが、1%を切る時代が長く続いています。それが今回の金利引き上げとなっても1%を大きく切っているのは変わりない。
という事で今回も比較的冷静な不動産市場になるんじゃないかと考えています。
ただ需要の2極化は多少進むかもしれない。
需要の高いエリアは相場はまだ上昇傾向もしくは現状維持、需要の低いエリアが少し下落に転じる。そんな動きが出てくるかもしれません。
何回も書いて恐縮なんですが、大切なのは【相場をキチンと把握して、物件を購入すること】
「金利が上がりますので、早く購入した方がいいですよ!」
「相場が下がるかもしれませんので、価格をもっと下げて早く売却してしまいましょう」
不動産営業なんて何とでも言えますからね・・・・・(汗)
当たり前の事になっちゃいますが、今購入を検討している方は早く買った方がいいのは間違いない。
ただ気になった物件をキチンと相場範囲で買う事
これはいつの時代でも共通しています。
*相場より高めでも買っていいのは、駅前などの需要がかなり高い、資産価値が見込める立地だけ
という事で、住宅ローンの金利は上がるのがほぼ間違いないですが、落ち着いて打合せしていきましょう。