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【不動産買取りを転売と比較してみた】
カテゴリ:売却について  / 投稿日付:2025/06/10 14:12


Switchの転売ニュースを見ていて、なんだかなぁと思った事を書いてみます。

物件を買い取って再販売するのと、転売はどう違うのか?


 

Switchは販売台数を限定していて、買えるかどうかは抽選になるというニュース。転売ヤーの問題がまた出てきているみたい……

茨木市では、エリアによっては売り出し物件が少なく、多少価格が高めでも売れたりします。需要が高い状態ですね。



不動産業界も一緒で、物件が少ないと買取り業者が「仕入れる物件がどっかにないか」と毎日探しまくっています。


その情報の出所として多いのが、不動産仲介会社だったりするんです

売却を考えている人が不動産会社に査定をお願いして、売却を依頼する。

その依頼された仲介会社に「買い取れる物件はないですか?」と日々営業しまくってる訳。



でニュースになっている転売と違う部分は何かというと、その買取り業者と仲介会社が繋がっているという部分

コレは非常に問題が大きい。



仲介会社が売却を依頼されたら一般市場には情報を出すけれど、付き合いのある買取り業者に買ってもらう様に最初から動いている


ここ数年流行っている不動産オークションも一緒。なんか聞こえは平等にしてる感じがするけれど、一般市場で積極的に売ろうとせず、付き合いのある買取り業者間で競わせているだけの話。


売主様・買主様ともにメリットはほとんど無いです。



(言い方は難しいけど)なんか列に並んで買っている転売ヤーとか一か八かで抽選に当たった転売ヤーの方がかわいく見える(汗)



不動産業界が分かりにくく見えるのは【仲介会社が絡んでるから】でしょう。


Switchで例えると、任天堂=売主様。

販売はネットサイトが全てを担う。ここでポイントはネットサイトがSwitchを仕入れて売る訳ではなく、あくまでも仲介。売れたら販売手数料を貰う形になります


んでもって「ネットサイトで抽選になります」ならまだいいけど

ネットサイトと購入者が最初から裏で手を握ってたら?


どー思います。
コレが今の不動産業界における買取り&情報の囲い込みの問題点。



売主様の希望小売価格5万円なのに、ネットサイトは任天堂に「売れないので4万5千円に下げませんか?」とか言って、あわよくばOKなら繋がっている購入者に売る。

そして利益を乗せて6万円で売られているんですね…



じゃあネットサイトはなんで買取の方を優先するの?って話ですが、裏で手を握った購入者が再度転売する時に「再度ネットサイトで売る事を条件にするから」。


再度販売手数料が入ってきますからね。1つの商品なのに2度おいしいという仕組みです。



買取り業者は仕入れた物件を解体したり・リフォームしたりして付加価値を付けているんだ!って主張したりするけれど、それはお客様単独でも出来る行為。


私的にはそんなルートで買い取るのは転売と変わらないし、よりタチが悪いんじゃないかと思いますけどね。



買取りで許されるのは

①安く仕入れて、通常市場価格で売れる努力をしてる

②高く売るなら、独自の付加価値を付けている

③売れにくい商品を仕入れて、売れる様に変化させている

こういった時だと考えています。



売却をされる方は、こういった事が横行していると知って、誘導されない様に気をつけてください。

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