ホーム  >  茨木市【不動産・住宅の舞台裏】ブログ  >  売却について  >  【こんな売却が増えている~不動産リテラシーを付けよう~】

【こんな売却が増えている~不動産リテラシーを付けよう~】
カテゴリ:売却について  / 投稿日付:2025/10/04 20:48


最近の不動産業界を内部で見ていると、傾向として売却を2段階で考えているんじゃないかと感じています……



1段階目はとにかく売却を依頼される事が目的

提案した売出し価格(または査定額)が相場よりかなり高かろうがお構いなし…まずは売主様に期待させて自分の会社で売却依頼受けることを優先する。


その価格で売出しするんだけど、まぁ売れないです。それが大手不動産会社であろうと関係ない。

*大手だから売れるかもという期待は捨ててくださいね。そんなものは関係ありませんので



そして、数週間または1ヶ月が経過すれば数百万円の価格ダウンをする

ここからが第2段階ですね。元々の売出し価格がかなり高いので1回の価格変更では動きがありません。だから数回の価格ダウンをしていきます。


売出し価格を提案しておきながら数百万円の大幅な価格ダウンは通常は話しにくいはずなんですが、最初の販売スケジュールの段階で
「ここまでに売れなければ●●●●万円まで下げましょう。」
「そこでも売れなければ●●●●万円まで更に下げましょう」
と最初から値下げスケジュールを提案しているのだと思います。


不動産営業が集中するのは【売る】のではなく【いかに価格を下げてもらうか】になっています。

*表面上は話をしていても分からないでしょう……でもよーく考えてください。売れるかもと提案していて、そこから数百万円の価格ダウンは有り得ない……(汗)



そして第3段階になって、ようやく相場価格帯まで下がってきたら、あとは【どうやって自分の会社で見つけた買主様に売るか】になってきます。


他社には物件案内させず、売主様・買主様の両方から仲介手数料をもらうために物件を囲い込む訳です。


続きがあって、あわよくば業者買取りまで持っていくために、申込書を売主様に提出して、更に価格ダウンをお願いするパターンもよく見受けられます。



ここ1・2年はこの売却の流れになっているのをよく見ます。


お客様(売主様・買主様)のどちらにも役に立っていない・・・

両手取引をする自社と知り合いの買い取った不動産会社だけの内輪だけ儲ける仕組みですね。



厳しいことを書くようですが、やっぱりお客様も不動産知識はキチンと持った方がいい!今はネットでも多くの情報が入手できます。


大切な資産を守るために絶対に不動産リテラシーを持ってくださいね

ページの上部へ