カテゴリ:売却について / 投稿日付:2025/03/27 16:29
買取のメリットデメリットについて
以前からブログで「不動産の買取には注意を」と書いてきましたが
買取になるとどうなのか?というのを少し掘り下げてみます。
まず不動産買取というのは、不動産会社や住宅会社が買主となって物件を買うこと、いわゆるプロが買主となる取引になります。
買った会社は、中古ならリフォームして再度販売。土地なら新築建売や建築条件付き土地として再販売します。最近は土地相場が上がっている事もあり、高額価格帯だと建築条件付けると売れにくい・または土地だけでも利益乗せて売れると見込んで、更地にして建築条件無しで販売するケースも増えています。
メリット
・早く売れる(特に売れにくい(需要が多くない)物件の場合は)
・誰にも知られず売ることが出来る
・契約不適合責任がない(買取でなくても契約不適合責任は無しにしておけばいいのですが)
デメリット
・価格が安くなる
・売れるまで時間がかかるかもしれない
大きくはこんな感じかと思います。
色々とありますが、やはり【価格・売却期間】をどう考えるのか?になります。
私としたら「安くなってもいいから早く売りたい」って事情がある人以外は、買取りはオススメしないですね。
数百万円または1,000万円以上金額が変わるケースもありますので……
買い取った会社そして仲介した不動産会社だけが儲かる取引になりますので、売主様にメリットはほぼ無し。
という事で、早い段階から買取の話をしてくる不動産会社(担当)は売却依頼を切った方がいいかと思います。
売却を依頼する期間(媒介期間)は一般的に3ヶ月。その間に売れず、買取の話をしてきたらその会社は要注意と考えた方がいい。
4,000万円で売りに出していて、3,300万円で買い取ると話が来たとしたら、再販売した時にそれより高く売れますよと言ってるのと同じ。
それなら3,800万円とか3,500万円に値下げした方が良くないですか?
今まで数ヶ月お願いしていて気持ちが乗らないかもしれませんが、売主様の事を考えていないのが丸わかりですので断りましょう。
本当は「買取りではこういった事があるんだ」って知識を付けていただいて、最初に売却を依頼する時に「3ヶ月経って売れなかったら、他の不動産会社に依頼します」って言っておくのがベスト。
「提案した売り出し価格で出しますので、あまり値下げはしません」
「この売り出し価格で買取るなら応じます」
ここまで言ってから売却をお願い出来ればベスト。不動産経験者ならよく分かっているので、そう言います。