カテゴリ:売却について / 投稿日付:2025/04/12 19:35
ちょっとブログ更新に間が空いてしまいました。
不動産業界における売却の裏側を色々と書いてきていますが、そもそも売却やレインズという仕組みが不動産会社に有利になってしまっているのが根本の問題。
今のシステムのままではもう不動産業界が変わる可能性は低いので、根本から変わっていかないといけないと感じています。
そのシステムの1つに【売主様が不動産会社に売却を依頼する方法(媒介契約)】があります。
この媒介契約には3種類ありまして、専属選任・専任・一般に分かれています。
専属選任はほとんど無いので、ここでは専任と一般の違いをご説明します。
●専任媒介・・・売主様は売却を不動産会社1社にしか依頼できない
●一般媒介・・・売主様は複数の不動産会社に依頼できる(2社でも5社でもOK)
それぞれメリットデメリットはあるのですが、私が思う事は
それ最初に決める必要ある??
1社に売却を依頼しようが、数社に依頼しようがそれは売主様が決める権利であって、契約事として決める必要ありますか?って事。
各不動産会社は対売主様と個別に売却を依頼されるだけであって、そのあと「他の不動産会社に頼んでみようかな」って行動するのは本来自由であるべき。
そこで専任媒介みたいなシステムを作っているので、多くの不動産会社が他に依頼されないのをいい事に、売出情報を隠したり、他社に案内させなかったりと姑息なマネをするようになるんです。
結論を言うと【すべての不動産会社が売主様のために、キチンと業務を遂行しているなら】専任であろうと一般であろうと売却システムに何ら問題は生じないんですね。
売却を依頼されたら、もちろん自社で買主様を見つける動きは頑張るけれど、他社にも情報をOPENにして、売主様のために(そして買主様のためにも)一番条件の良い買主様を探すというのが仕事の根本であるべきなんです。
もうモラルの問題。
媒介契約を3種類に分けているのは、恥ずかしい事なんだというのを不動産業界は自覚した方がいいと思います。