カテゴリ:売却について / 投稿日付:2025/03/31 19:24
先日新築一戸建ての打合せしている時に、お客様のお父様から不動産関係の質問で
「橋本さん、売主と買主の両方の仲介になった時(いわゆる両手仲介)は、どっちよりになるの?」って聞かれました。
そうなんです、よーく考えると両方の仲介に入るっていうのは、本当はおかしいんですよ。原告と被告の両方の弁護人になっているのと同じになるから。
私の答えとしては段階があって、一言では言えないのですが
①売出しされている価格が相場から判断しておかしくない→説明できる価格
これなら売主様よりになる
②逆に高過ぎるなっていう場合は、買主様よりになる
正直に書くと、こういう感じになりますね。
当社に売却をご相談いただくお客様はよく理解して頂いてるので、メチャクチャ高い売出し価格で出す事はありませんので、実際はどっちよりという事はないですけどね。
売却に対する売主様の気持ちや考えを聞いているので、それに則って進めていきます。
こういう事書くと、最近非常に増えている高額査定&高額売出価格提案は売主様のためにやってるやん!って思われそうですが、「いや・・・そんな不動産会社は、そんな考えと違いますって」と言いたい(汗)
ワザと高く価格を提案して、売却を依頼されたいだけですって・・・・・と。
本当に売主様の事を考えている不動産会社ならそんな価格提案しないし、もしするなら値下げせずにずっとその価格で販売しないといけないでしょ?
大手さんなんか特にですが、高い売出価格で売却を依頼されといて、すぐに数百万円単位で価格下げていってますからね、これは売主様のためとは言えないと思う。
結局は、売却さえ依頼してもらえれば、いくらで売れてもいいから早く売りたいだけ=売主様は損してもいい位の考えなんだと思います。もっと書けば、相場より下がって買取りになってくれればラッキー位の感覚でしょう。
ちょっと激しい内容になりましたが、現在の不動産業界の状況を愚痴ってみました(汗)